会社のイントラで「仕事術」シリーズというのがあって、毎回毎回イロイロなスタッフが、仕事上のコツやネタを披露している。今回、そのシリーズの執筆をしないかという誘いがあって読書術というテーマで書いたところ、会社内の読書好きの同僚の数人から、それぞれで面白かった本を定期的にシェアする会をやろう、という話になった。
で、早速いくつかの本を教えてもらったのがだが、週末にチョコっと読んで面白かったので紹介しておきます。実はまだ全部読んでいないのだが、だんだんつまらなくなってきた気がする。ただ最初の章だけでも結構学びがあるので。
一言で言えば、「問題を解決する」には、どういうものの見方をするといいのか、ということを書いてある本です。
で、一章の例が、こういう例でこれが結構面白い。
:超高層ビルを建てた
:金融業界の人がどんどん入ってきた
:エレベーターの数がゼンゼン足りず不満が噴出
:金融界で「あそこのエレベーターはひどい」といううわさが流れている
:テナントが埋まらない恐れがある
ということで、どうやって解決するか??という問題である。ここでちょっと考えてみると、いろいろとアイデアは出てくる。
:エレベーターをビルの外に増設
:エレベーターをビルの中に増設(フロアは縮小)
:エレベーターを高速化
:通勤時間をずらす
等々
で、ここで著者は、そもそもこの問題は、誰にとって何の問題があるのか、が定義できていない、と指摘する。上記の回答は「テナントの従業員にとって」「エレベーターが来ないために労働効率が落ちる」ことが問題なのだが、この問題をビルのオーナーにとっての問題に切り替えてみると、究極的にはテナントが入らず、ビルのローンが償却できないことが問題、ということになる。そうするとテナントは埋まらなくてもかまわないので賃料を大幅に上げて、従業員数を減らし、エレベーターの問題とローンの問題を一気に解決する、という手もある、と来る。
つまり第一章は「誰にとっての問題なのか」を決めることの大事さを説いている。ということでとりあえずここまでは結構面白いので、もちっと読んでみます。
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